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06/07/14 Fri までの自炊日記。

7月6日に父が亡くなりました。 享年78歳。 父の死は日記に書くのはやめようかとも思いましたが、自分の気持ちの整理として記録に残すことにしました。 これはあくまでも個人的な記録です。

癌とわかってから2年足らず。 進行性の癌で、すでに最終ステージだった。 人並みはずれた体力と気力のある父は抗がん治療を受けながら普通の生活を続けてきたが、4週間前に突然容態が悪化し、入院。 私も転職して間もなかったが、妹と交代で奈良の実家や大阪の病院に泊まりこんだ。 弱音のひとつもこぼさずに病気と闘ってきた父のそのときの絶望感はたいへんなものだった。

病院嫌いの父のために、入院から2週間で母はさっさと在宅看護に切り替えた。 素晴らしい在宅ホスピスと出会えたことも幸いだった。 患者のケアも大切だが、介護する家族のケアも同様に大切なのである。 母の心のケアもきちんとしていただいたそうだ。

自宅療養から一週間で危篤状態になったが、我々家族が駆けつけた頃には奇跡的に持ち直し、家族ひとりひとりを抱きしめて頭をなぜてくれた。 時々笑顔を見せてくれたりして、穏やかに静かに旅立っていった。

在宅で看取ると残された家族の悲しみは尾を引かないという。 人の死は感動的だとヘルパーさんが言っていたが、確かに事実だった。 むろん今も涙はふとした拍子にこみ上げてくるけれど。

父のように最期まで威厳を保ち続けるのは難しいけれど、私もどういう風に死にたいかをきちんと掘り下げて考えておくべきだと痛感した。

というわけで、私は父の死から一週間実家に残っておさんどんといろいろな手続きに明け暮れていました。 今まで頑張ってきた母がもう料理をいっさいしたくないと言うので、こういうときにこそ私の出番、お料理好きが功をなすのである。

毎日の朝ごはん。 朝からしっかり食べよう!

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昼ごはん。 なぜか昼食の写真は取り忘れることが多かった。 外出先で済ますこともよくあった。 麺類多し。 作ったのは皿うどんや、ブロッコリーとアンチョビのオレキエッテなど。

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夜ご飯いろいろ。

カツオのたたきと鮎の干物など。

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蒸し鶏のサラダ、茹で豚のソテー、フレッシュトマトや野菜のスープ煮を添えて。

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ある日の茹で豚は中華風。 ねぎとシソをトッピング。

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私の好物の牛すね肉のビール煮。 夏野菜もたっぷり食べた。

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茹で豚、蒸し鶏、ビール煮など、いろいろ使いまわしの出来る料理を母に披露した。 母ちゃん、一人になってもちゃんと料理して食べてよね。

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グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

いつも楽しませていただいております。
お父様のご逝去、謹んでお悔やみ申し上げます。
お忙しいにもかかわらず、とてもパワフルで芯の1本通ったノブリンさんの性格はきっとお父様譲りなのですね。
お仕事も変わられて何かとお忙しいでしょうけど、これからも小梅さんとともにマイペースで楽しませてくださいませ。

投稿: 伽羅 | 2006.07.20 08:52

Nobrinさん、お忙しい中大変でしたね。
奈良のご実家へ帰られたときに、
お母様やお父様のお話を日記に書かれていたことがありましたね。
当時の「福田官房長官」についてのお父様のコメントに、
思わず笑ってしまった記憶があります。
威厳のある素晴らしいお父様、Nobrinさんはお幸せですね。

食事の数々、拝見していると生きる力が溢れてくるような気がします。
お母様も、さぞ元気づけられたでしょうね。
きっとお父様も天国で、食べたいナと見ていらっしゃるかもしれませんね。

謹んで、お父様のご冥福をお祈りいたします。

投稿: hana | 2006.07.20 10:29

更新の間隔が開いていたようだったので気になっていましたが、誠にご愁傷様でした。
皆さんおっしゃっているように本当に素晴らしいお父様ですね。尊敬します。

Nobrinさんもお仕事変わられたばかりで大変な時期にご苦労様でした。お母様ばかりでなく、ご自身も無理なさらずに。
これからもNobrinさんファンの一人として、このサイトを楽しみにしていますよ!

投稿: メイ | 2006.07.20 10:51

いつも楽しみに拝見させていただいています。

このたびは本当にご愁傷さまでした。
奈良へ帰省されたときの日記を拝見し、素敵なご家族なんだろうなといつも想像していました。
だから悲しみも一層深いものとお察しいたします。
でも、お父様はご自宅で家族に囲まれて最期を迎えることができて、きっとお幸せでしたよね……。

今はまだ気がはってらっしゃると思いますが、これから寂しさがどっと押し寄せてくると存じます。
くれぐれもお身体に気をつけて、無理をなさらないでくださいね。
たくさん泣いたあとは、できればたくさん食べて、
ご家族みなさまが心の中のお父様とご一緒に、笑って過ごせる日が来ることを願っています。


お父様のご冥福を謹んでお祈りいたします。

投稿: みほみ | 2006.07.20 11:11

いつも楽しみに拝見しておりますtabaと申します。
お父様のご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。

私も数年前に母を亡くしておりますので、残された片親を心配される気持ちが
自分のことのように思われます。相手がいないと料理する元気が出ませんし、
一人の夕食に慣れるには少し時間がかかります。離れて暮らす子として、
あの時ほど「どこでもドア」が欲しいと思ったことはありません。
煮物などの手料理を冷凍して送ったり、元気な年配者が主人公のビデオ
(私はアガサクリスティのミス・マープルシリーズにしましたっけ)を送ったり・・・
そんなことをしているうちに時が経ちました。

公私共にご多忙と存じますが、美味しいものを食べて健やかにお過ごしくださいませ。
ネットの彼方よりエールを送ります。

投稿: taba | 2006.07.20 22:07

手料理の数々、圧巻です。

投稿: のりあき(工作機 | 2006.07.21 12:00

伽羅さん、
ありがとうございます。 小梅もそろそろBlogを再開しなくちゃ、と申しております。 これからもよろしく。

Hanaさん、
ありがとう。そうそう福田官房長官」について父が辛口のコメント言ってましたね。 辛口については私がしっかり後を引き受けています(笑)。

メイさん、
ありがとうございます。 さっそく疲れを取るためにしっかり温泉に行ってきました。 これからもマイペースでやっていきますので、どうぞよろしく!

みほみさん、
そうですね。 人の心は思いがけないものですね。 元気なようでも悲しくなったり、悲しいはずなのにそうでもなかったりと。 しかし「しっかり食べる」だけは欠かしていませんわ。 ありがとうございます。

tabaさん、
「どこでもドア」ですね! 確かに距離がじゃまでした。 手料理の冷凍やミス・マープル、すごいですね。 それだけでお父様を気遣う心がひしひしと伝わります。

のりあきさん、
数日分の画像を数で勝負です。 チリもつもればなんとやら…。

投稿: Nobrin | 2006.07.23 14:10

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