フランスの顧客が休暇で友達と日本に2週間来ている。 去年の10月くらいから企画して、いろいろアドバイスしたりしていた。
To Do ListにIzakaya, Karaokeとあるので、「東京で居酒屋とカラオケなら、うちのチームと一緒にカジュアルにいかない?」と誘うと、「いくいく!」と居酒屋アンドカラオケパーティとなった。
夜。 居酒屋で待ち合わせ。 グーグルマップでお店の場所を送っておく。
居酒屋は赤坂の「板前寿司 江戸」にした。 この店は、店内で浴衣が着られるサービスがあるので。
お店の人と事前に相談して、板前さんと会話ができるカウンター席を予約して、料理は板前コースにした。
突き出しは、ホタテの磯部巻き、筍。
トロ入りの生春巻きのあとに、お刺身。 予想外に質が高い。
このあたりで、浴衣の試着をする。 それぞれ好きな柄を選んでお店のひとに着せてもらう。 そのまま席に戻り、ご満悦で料理を食べる。
日本好きのフランス人女子が「ユズが好き。 フランスでも人気がある。 柚子サワー飲んでみよう」と言ったので、こちらがびっくりした。 柚子を知っているなんて。 以前、ロンドンで料理好きのニュージーランド人の顧客に「自宅にみりんがある」と聞いた時にびっくりしたくらい、驚いた。
このあと、焼き牡蠣、ふぐのから揚げ、お寿司の盛り合わせなど。 食いしん坊らしいフランス人たちは「フランスのお寿司とぜんぜん違う! 魚も違うけど、お米が違う! おいしい!」と喜んでいた。
前日に自分たちで日本酒を試しておいしくなかったらしく、日本酒はあんまり・・・と言っていたけど、私の頼んだ純米酒を味見して、「えー、おいしい!」とお代わりした。
その後、カラオケに移動。 コートダジュールから来た人たちと「コートダジュール」というカラオケに行ったというわけ。 初めての割にはみんな歌がうまかった。
フランス人は1年で7週間休暇を取るそう。 休暇を取って旅行に出かけるそう。
なにかで読んだけれど、フランス人が長期休暇を取るようになったのはそんな昔のことではないらしい。
昔はフランス人も今の日本のように休みが少なく働きづめだったそうだ。 当時のヨーロッパは人も経済も疲弊していたので、フランス首相が強引に長期休暇を義務付けた。 反対する人がたくさんいたけど、実際に義務付けてみると、仕事の効率も上がり、人々も元気になり、フランスの景気がいち早く回復した。 それを見たヨーロッパのほかの国も次々と長期休暇を導入したというのが、ヨーロッパの長い休暇のなりたちだそうだ。
7週間も旅行に行くとなると、準備も大変だけど、旅行用に資金をためるのも大変そう。 その間ずっと外食かと想像するだけで、胃のあたりが重くなってくる。
だから別荘や船を持っている人が多いのかも。
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