福井

06/12/31 Sun 越前ー奈良。

 三国温泉の「若ゑびす」で。 朝食
 東尋坊の食堂で。 越前おろし蕎麦(私) 甘エビとイカ丼とカレーうどん(夫)
 実家にて。 おせち料理 などなど シャンペン 赤ワイン

朝。 新品の太陽が昇ってくる。 とてもきれい。 よく考えると今年最後の朝日である。

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朝食は蟹の気配もなかった。 ほっとした。 蟹が出てきたらどうしようかと思った。

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あれこれ世話を焼いてくれた担当の仲居さんが「ここまで来たんだから、永平寺に行かれるといいですよ」と薦めてくれるので、早めに宿を出て永平寺へ向かう。

夏に来たことがあるが、冬に訪れるのは初めて。 雪の永平寺もきりりとしてなかなかよかったが、雪避けのシートが寺のいたるところにかかっているのが難点である。

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その後、東尋坊へ。 2時間ドラマみたいに殺人事件が起こるかもとキョロキョロしたが、何も起こらなかった。

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昼。 東尋坊の商店街の食堂でランチ。 私は越前おろしそば、夫は甘エビとイカのミニ丼とカレーうどんのセット。 ミニ丼はあまり期待していなかったが、甘エビもイカも新鮮で驚いた。 旅館の朝食の刺身よりおいしかった。 蕎麦もとてもおいしかった。

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夕方。 奈良の実家に到着。 今年は喪中なのでご馳走も控えめ。 相変わらず母の煮物は美味い。

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06/12/30 Sat 蟹三昧。

 麻婆豆腐 白菜漬け 味噌汁(ブロッコリー・刻み湯葉) ごはん イチゴとブルーベリーとヨーグルト
 車中にて。 カツサンド(私) 中華弁当(夫) 白ワイン
 三国温泉の「若ゑびす」にて。 蟹のコース ビール 黒龍

朝。 昨日の鍋で豆腐が残ったので麻婆豆腐にする。

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今日から蟹と温泉の旅に出発。 数年前に同じ宿を年末に予約したが夫が前日にインフルエンザで倒れて宿を全てキャンセルした。 宿に電話すると「それは大変でしたね。 キャンセル料はいりませんよ。 是非お元気になられたらまたいらしてください」と言われてとても嬉しかったので、もう一度予約を入れた。 宿は越前蟹で有名なところ。

東京駅で弁当を買って新幹線で米原まで。

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米原から特急サンダーバードに乗り込むとトンネルを越えるたびに雪が深くなる。

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芦原温泉駅に着いて、タクシー料金とレンタカー料金を比べてレンタカーにする。 特別料金で一日カローラで6300円だった。 タクシーは東尋坊まで5000円。

日本海の夕陽。 神々しいくらいきれい。

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宿に着いて温泉に入って図書コーナーから借りてきた本を見ていると食事の用意が整った。 ビールで乾杯。 まず前菜と鯛の刺身。

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蟹の刺身。 花が咲いたみたいにきれい。 とろっとしていて臭みが完璧に抜けている。 蟹味噌も上品な味。

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続いて焼き蟹。 熟練した仲居さんが蟹をさっと炙ってくれる。 甘い。 先ほどの蟹味噌も食べ終わった後、甲羅に日本酒を注いで炙ってくれる。

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おいしいね、などといううちに、茹で蟹が登場。 食事の時間に合わせて食べごろの蟹を生簀から出して茹でるそう。 仲居さんが熱々を解体してくれる。

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甲羅の中の豆腐みたいなのも蟹の一部です。 茹でたての蟹があまりにおいしくて、びっくり。 足の付け根にしゃぶりつくと甘い暖かい肉と肉汁が口の中に広がる。 想像以上の美味さである。

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途中で味を変えたくて仲居さんに「レモンなんて置いてませんよね」と聞いたら、仲居さんはとても怖い顔をして「うちの蟹は何もつけずに召し上がっていただいています。 蟹酢も置いていないんです。 蟹酢をつけて食べるのは死んでから茹でた蟹だけ」と言う。 夫も「レモンなんてとんでもない! 何もつけなくてもすごくおいしいのに」と仲居さんに合わせて怖い顔で私を見る。 はいはい、わかりましたよ。

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茹でた蟹の後は、鍋。 鍋のダシは蟹味噌のみである。 蟹を鍋に入れてしゃぶしゃぶすると、また花が咲いたように肉が開く。 これもおいしい。

鍋の用意を終えた仲居さんは「ポン酢のご用意をしてありますが、くれぐれも蟹にはつけないでくださいね。 ポン酢は野菜用ですから。 あと、野菜は蟹を全部食べてから鍋に入れてくださいね、途中で野菜を入れると蟹がまずくなりますからね」と念を押して部屋を出て行った。

もちろん私は言いつけを守らなかった。 途中から蟹にもこっそりポン酢をちょんちょんとつけて食べた。 ポン酢もとてもおいしかった。 夫は蟹がまだ残っているのに「野菜が食べたい。 野菜入れよう」と言う。 「野菜は蟹を食べてからって言ってたよ」と言ったのに、野菜を入れて「うまい、うまい」と食べている。 

しばらくすると仲居さんが戻ってきて鍋の中に水菜のかけらを見つけて「あ、蟹が残っているのに野菜入れましたね。 蟹の味がぜんぜん変わってしまうんですよ。 水っぽくなってしまうのに」ととても残念そうに言う。 私も怖い顔をで夫を睨み「ほらね、だから私も言ったでしょ、蟹が先だって」と言った。 夫はでへへと笑ってあれこれと言い訳をしていた。

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蟹味噌の味が効いた最後の雑炊も絶品でした。

茹でた蟹が一番おいしかった。

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